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 お久しぶりです。写真では右側の青シャツメガネ、SIANのドラム担当井ノ口です。
 梅雨から夏への変わり目、蒸し暑い日々が続いております。
 そんな今日この頃、我々のアツイ夏に向けて次々と告知が解禁されておりますが、ここで改めて一度整理させて頂きたいと思います。

 

・8/14(月)に2ndアルバム発売&四谷LOTUSにてワンマンライブ「慾望の科学」開催
・9/16(土)に初の大阪公演が決定、京橋Arcにてワンマンライブ「慾望の証明」開催

 

 以上二点が最優先思考案件となります。
 どちらもチケット好評発売中になりますので、お早めの購入をお願い致します。
 購入はこちら:8/14東京9/16大阪
 そして更に、

 

・7/9(日)25:00~ ラジオ番組「bayfm NEXT POWER RADIO〜1・2・3デー!〜」ゲスト出演
・2ndアルバムより「ミサキ」がbayfm NEXT POWER ON! 7月レコメンド曲として先行On Air (YouTube)

 

 以上二点が直近の思考案件となります。
 ライブでもお馴染みの「ミサキ」ですが、スタジオ音源はこちらが初出しになります。
 出演させて頂く番組内ではアルバムの内容に関しても少しだけ触れさせて頂きましたので、是非聞いて2ndアルバムに思いを馳せてみて下さい。
 また、番組連動のライブイベントも8/5代々木laboにて開催、そちらにも出演致します。チケットも発売中。その他ライブ情報もまだまだ増えてくる予定なので随時スケジュールをチェックして頂ければ幸いです。
 よろしくお願いします。

 

 という訳で、告知の整理ついでにタイトル回収、僕が2017年1月~6月までの上半期に聴いた音楽アルバムの中から特に良かったものを整理させて頂こうと思います。

 そうですベスト記事です。

 絞りに絞って、20枚。

 以下長くなりますが、お付き合い頂ければ嬉しいです。

 

 

 

 

 

┏( ^o^)┛<順番は基本的に時系列順。特にお気に入りの1曲はこの様に表記してあります。

 

 

 

 

 


ムック 『脈拍』
アルバム毎にやりたい事を節操なくやり続けた結果今や何をやっても許されるバンドとなったムックの最新作、過去最大にやりたい放題やっていて正直最高です。序盤と終盤の数曲を除いて同じジャンルの曲がほぼ存在しないと言う近年なかなか例を見ない究極のごった煮アルバムになっており、ここまでやってしまうとアルバムとしてのまとまりや意図等が行方不明になってしまう様な気がするのですが、ラスト「ハイデ」の圧倒的大団円感により最終的には「なるほど良いアルバムだった……」と思えてしまう不思議。終わり良ければ全て良し。

お気に入リエル曲:「脈拍」「絶体絶命」「ハイデ

 


Cloud Nothings 『Life Without Sound』
アメリカはオハイオ州クリーヴランド発インディーロックバンド、Cloud Nothingsの4thアルバム。前作が全体通して非常にパンキッシュ&衝動的で死ぬほどかっこよかったので今作にもそれを期待していたのですが、一曲目からピアノの物悲しいイントロが響き「こう来たか!」と。しかし全体としては落ち着いてしまった訳ではなく衝動のコントロールが上手くなったと言う印象。また純粋にクオリティの高い良い曲を書く様になっており、前作までとは一線を画す「洗練された青臭さ」が今作にはあります。まだ20代中盤のバンドですが、既に凄みを感じるレベルになって来ました。文句なしの最高傑作。

お気に入リエル曲:「Things Are Right With You」「Darkened Rings」「Modern Act

 


ねごと 『ETERNALBEAT』
表題曲「ETERNALBEAT」から顕著に現れる、ここに来てのまさかのエレクトロ要素の大幅導入にビビった人も多いでしょう。僕もその一人です。そしてこの変化を良しとするか否かでこのアルバムの評価は完全に分かれると思いますが僕は大いにアリの方でした。個人的には二曲だけですが元BOOM BOOM SATELLITESの中野氏がプロデュースで参加していると言う事実にマジでテンションだだ上がりです。特に「シグナル」は完全にコレBBSやんけ!と言うアレンジで胸が熱くなる展開。と思ってたらこの前出た新曲も中野氏プロデュースと言う朗報が。いいぞもっとやれ。

お気に入リエル曲:「アシンメトリ」「シグナル」「cross motion」

 


Disperse 『Foreword』
ポーランド出身プログレッシブメタルバンドDisperseの3作目。と言ってもそれは前作までの話で、今作はもはやメタルという枠を抜け出そうとしている趣すら感じられます。バカテクな楽器隊やプログレッシブな展開、Djent的なリズムアプローチは健在ではあるものの決してメインとして強調はされず、あくまで美しいメロディと心地良い浮遊感がアルバムを支配しています。このバランス感覚が本当に新しく、なかなか他の音楽では味わえないので当分はコレをヘビロテする事になりそうです。あとギター上手過ぎて若干引きます。

お気に入リエル曲:「Surrender」「Tether」「Gabriel

 


電気グルーヴ 『TROPICAL LOVE』
1曲目「人間大統領」からの4曲はこれぞ電気グルーヴ!やったぜ。と言う感じの人を食った様なテクノポップが続きますが、クールな「柿の木坂」から突然流れが変わり、美しいインストトラック「ユーフォリック」からの「トロピカル・ラヴ」で南国の楽園への小旅行を敢行するも、最後は「いつもそばにいるよ」にてサンプリングされるカエルや虫の声により蒸し暑い田舎の夏の夜に強制送還されると言うオチになっております。流石です。

お気に入リエル曲:「人間大統領」「柿の木坂」「ユーフォリック

 


Deaf Havana 『All These Countless Nights』
イギリス発オルタナティブロックバンドDeaf Havanaの3年振りとなる4thアルバム。初期はツインヴォーカル体制で音楽性もポストハードコアと呼ばれる類のものでしたが、スクリームVoの脱退により2nd以降Jimmy Eat World直系の所謂シンプルに良い曲やる系の正統派オルタナバンドへと変貌を遂げ人気を博すも2014年に解散の危機が(以下略)など紆余曲折あったらしいのですが最早そんな事はどうでも良いレベルの名盤です。こんなの大好きに決まってるやろ!!!

お気に入リエル曲:「Ashes, Ashes」「Fever」「Sing

 


Creature Creature 『Death Is A Flower』
V系の元祖と呼ばれるバンドDEAD ENDのフロントマンMORRIE氏を中心とするプロジェクトCreature Creatureによる4thアルバム。なんだこれは。2nd「INFERNO」は持っているのですがこんなバンドではなかったはず。変幻自在の展開を見せる楽曲に加え、場面によってコロコロと表情を変えるMORRIE氏のヴォーカル表現が今作に関しては異様と言って良いレベルに達しており最早畏怖すら感じます。全曲ヤバイのですが特に表題曲「Death Is A Flower」が1曲目にして既にクライマックス感出まくりで圧倒されてしまいます。なんだこれは。事件ですよこれは。

お気に入リエル曲:「Death Is A Flower」「エデンまで」「シャドウ・エレジー」

 


Stolas 『Stolas』
アメリカはラスベガス発ポストハードコアバンドStolasの3thアルバムなのですが、まず一聴して「違うバンドか!?」と思うほど変貌していて驚愕。それもそのはず、前作リリース後にリードヴォーカルが脱退するという大事件が起きており、現在はドラマーだったCarlo氏がヴォーカルを兼任しているとの事(尚、ライブはサポートドラマーを入れてVoに専念している模様)。普通に考えたらそれでアルバム作れるのかと思える位ヤバイ事態なのですが、彼らはプログレッシブ&カオティックだった曲展開をシンプルに、そしてスクリームを封印しキャッチーなメロを強調するなど音楽性を大胆に変更する事で堂々たる最高傑作を作り上げてしまいました。Dance Gavin Dance等最近のポストハードコアバンド好きな方は勿論、これは完全に個人的なアレですが「At the Drive-Inの新譜が全然ダメや……コレやる位だったらもっかいThe Mars Voltaやってくれよ……」と消沈していた心のスキマにドストライクかましてきた作品なので、もし同じ事を思っている方がいらっしゃったら是非。

お気に入リエル曲:「Anhedonia」「Bellwether」「Catalyst

 


Spoon 『Hot Thoughts』
アメリカはテキサス発インディーロックバンド、Spoonの9作目。華やかで分かり易い曲も含んでいた前作とは打って変わって、一曲一曲見るとミニマルで渋いクールな楽曲が並ぶ今作ですが、しかし決して取っ付き難い訳ではなく、いつの間にかリピートしてしまう様な中毒性を持っています。むしろ全体的にはキャッチーな印象すらあります。とりあえず1曲目の「Hot Thoughts」がマジでかっこよすぎるのでそれだけで優勝です。

お気に入リエル曲:「Hot Thoughts」「Can I Sit Next To You」「Tear It Down」

 


sleepmakeswaves 『Made of Breath Only』
オーストラリア発、インストポストロックバンドsleepmakeswavesによる3rdフル。ジャケから分かる通りの環境問題に切り込んだテーマからか若干プログレッシブ寄りにはなりましたが、オーストラリアのバンド特有の雄大さを持つダイナミックでビッグなサウンドを今作も聴かせてくれます。「The Edge Of Everything」の様な長尺曲もメリハリある構成、エモーショナルな演奏でグイグイ引っ張って行くので小難しさを感じさせません。ポストロック、プログレファンのみならず幅広いリスナー層にオススメしたい一枚。

お気に入リエル曲:「Worlds Away」「Tundra」「The Edge Of Everything」

 


やなことそっとミュート 『BUBBLE』
遂に現れたオルタナグランジ系アイドル、ヤナミューによるデビューアルバムであり、早くも僕が今年最もツボってしまったアルバムとなります。そしてこの評価は当分覆らない気がしております。「90年代〜00年代のあの頃のオルタナグランジやシューゲイザー直系サウンドの上にアイドルの歌が乗る」と言う4年前にBABYMETALを聴いてから幾度となく夢想した物が現実として目の前に現れた結果、想像以上のクオリティに無事ノックアウトされてしまいました。現状アルバム楽曲のほとんどが既存の邦楽オルタナバンド(BACKDATE NOVEMBER、Say Hello to Sunshine)のカバーとの事で、今後オリジナル曲が増えていく事にも期待が高まリエル。特にJ.ogという方作曲の「morning」「No Known」がドツボ過ぎてヤバイのでもっとこの人の曲下さい。全曲フルバンドでのレコーディングによるオケも大迫力でポイント高いです。という訳で皆さん聴きましょう。

お気に入リエル曲:「morning」「Lily」「No Known」

 


sora tob sakana 『cocoon ep』
昨年のベスト記事でも言及したsiraphの変態ギタリスト照井順政氏がプロデュースするアイドルユニットsora tob sakanaによる新作ミニアルバム。アルバム冒頭から変拍子バリバリの「ribbon」で照井ワールド全開、今や何でもアリの世界となったアイドルシーンの中にしてもこのユニットはやはり唯一無二だと感じさせてくれます。2曲目以降変拍子は息を潜めるものの、ギターは随所で尖った音を出していたりと攻めの姿勢は崩さず。今回はエレクトロ系の曲も入っており6曲中3曲が生バンドですが、昨年の様にまた全曲バンド録音でのフルアルバムも期待したい所です。

お気に入リエル曲:「ribbon」「夢の盗賊」「夜間飛行」

 


John Mayer 『The Search for Everything』
アメリカ随一のイケメンギタリストSSW、John Mayer氏による7thアルバム。前作までの数作がカントリーに寄った内容で中々ピンと来なかったのですが、今回は一曲目から超クールなR&Bで最高です。歌詞に関してはリアルで色々あった所為か失恋に関する物が多く基本的に女々しくて暗いのですがそれもまた良い。ドラマー、そしてプロデューサーとしてもクレジットされているSteve Jordan氏も滅茶苦茶良い仕事されてます。落ち着いているようで力強く、尚且つスッと耳に入って来るバンドサウンド。良い……

お気に入リエル曲:「Still Feel Like Your Man」「 Helpless」「Rosie

 


Mew 『Visuals』
デンマークはコペンハーゲン発、Mewによる2年振りとなる最新作。とりあえず「は!? 2年振り!? 早くね!?」と言う感想がまず出たのですが、と言いますのもMewに関してはかなり寡作な印象がありまして(前々作~前作までのインターバルに至っては約6年)まさかこんなに早く新作が聴けるとは微塵も思っておらず嬉しさ半分戸惑い半分だったのです。んで蓋を開けてみれば、過去最高レベルに無駄な力が抜けていてPOPで聴き易いMewがそこに居たワケなのですがコレがまた超良いんですよ。しかし3曲目にアルバム随一の攻め展開を持つ「Candy Pieces All Smeared Out」を入れてくる辺り往年のセンスが垣間見えて滾ったのでまたいつか滅茶苦茶やって欲しいですね。

お気に入リエル曲:「The Wake of Your Life」「Candy Pieces All Smeared Out」「85 Videos

 


9mm Parabellum Bullet 『BABEL』
これはやられました。正に快作。前作「Waltz on Life Line」が9mm比では正直あまりパッとしない作品だったのですがその反動の如き今作のこの勢い。昨年リードギターの滝氏が腕の不調のためライブ活動休止と聞いた時はどうなるかと思いましたが、レコーディングに関しては全く問題ないと言う事が分かります。と言うか曲もギターも過去最高にキレッキレで草生えるレベル。歌詞に関しても、バンド(と言うか滝氏)について歌っていると明らかに分かる「Story of Glory」や「それから」など聴いていて胸が熱くなります。この逆境の中でも、いや逆境の中だからこそ生まれた最高傑作。必聴です。

お気に入リエル曲:「Story of Glory」「 ガラスの街のアリス」「それから」

 


tricot 『3』
通常版ジャケットの吹っ切れたシンプルさに気を取られがちですが、控えめに言っても過去最高傑作です。いつもの様に変拍子を多用したマスロック的な散らかり感と、過去最高にグッドなメロディをPOPに聴かせるラインとのバランスの取り方が本当に絶妙で、かと言って大人しくなった訳ではなくどちらにも振り切れていると言う。komaki氏脱退から前作までは何人かのサポートドラマーと作っていた所を今作は吉田雄介氏一人に絞っていると言うのも、この圧倒的バランス感覚に繋がっているのではないでしょうか。全曲素晴らしいですが特に9曲目「18, 19」のヤバさときたら……!

お気に入リエル曲:「TOKYO VAMPIRE HOTEL」「よそいき」「18, 19

 


Dragon Ash 『MAJESTIC』
常に変化と進化を繰り返してきたDragon Ashですが、通算11枚目の今作に至ってもその勢いは留まる事を知りません。個人的には前作『THE FACES』がそれまでの音楽的変遷を踏まえた上での直球オルタナ作品で文句なしの最高傑作でしたが、まさかそれさえも塗り替えてくるとは! 基本的には前作の延長線上ですが、今作は全体通してシンセが非常に効いているのが特徴で、アルバムのオープナー「MAJESTIC」から「STARDUST」への視界が一気に開けていく様な繋ぎをはじめ、ハードな「Headbang」や「Faceless」も激しいだけでなくどこか広がりを持った楽曲に仕上がっています。正にMAJESTICの名に相応しい最高傑作。あとやっぱり桜井さんのドラムがクソ上手くて最高です。手数!

お気に入リエル曲:「STARDUST」「Headbang」「A Hundred Emotions」

 


Anathema 『The Optimist』
イングランド発、キャリア20年を超えるベテランプログレバンドAnathemaの第11作。何でも6thアルバム『A Fine Day to Exit』のラストから繋がる続編的なコンセプトアルバムとの事ですが、今作は今作で話としては独立しているのでそちらも聴かなければ分からんと言う事はありません(僕もまだ聴いていません)。8作目~前作までは荘厳で美しい広がりのある作風でしたが、今作は打って変わって心の内側に潜ってひたすら掘り下げていく様な印象。歌詞に関しても、サンディエゴからスプリングフィールドへ至る逃避行を続ける主人公の内面描写が中心で多くは語られず、物語の解釈は聴き手に委ねられています。音を聴くだけでも情景が目に浮かぶ一本の映画の様な作品。好き過ぎる。

お気に入リエル曲:「Endless Ways」「The Optimist」「Springfield

 


Igorrr 『Savage Sinusoid』
フランスの奇人コンポーザー/マルチプレイヤーGautier Serre氏によるソロプロジェクトIgorrrの最新作。これまで名前を聞いたことがある程度でしたが、YouTubeにてMVを見た所「なんじゃこれは!?」と衝撃を受け即ポチリエル。ブレイクコアやらブラックメタルやらクラシックやらワールドミュージックやら何だか本当に色々混ざっていて曲展開も激しく脳が振り回されるのですが世界観が一貫しているので意外なほど取っ付き易いです。ある意味POPと言っても良い。色々な意味で上半期一番ブチ上がった一枚です。

お気に入リエル曲:「ieuD」「Houmous」「Opus Brain

 


CHON 『Homey』
アメリカは西海岸サンディエゴ発インストマスロックバンドCHONによる2ndアルバム。前作は超絶バカテクやプログレッシブな展開から来るオタク臭さとスタイリッシュなイケイケ感とが絶妙に共存する楽曲が話題を呼びましたが、今作は若干のオタ臭さは残しつつも思いっ切りイケてる方に舵を切ってきました。超絶技巧と洒落乙で疾走する従来の路線も含みつつ、ドラムが完全に打ち込みのクラブミュージック的楽曲も混ぜて来るなどかなり攻めた内容。しかしアルバム全体としては違和感なくまとまっており、ひとたび再生すればジャケットそのままの印象のリゾート感あふれる心地良い世界が広がります。この夏のお供に是非。

お気に入リエル曲:「Waterslide」「Checkpoint」「Continue?

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