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こんばんは。SIANのドラム担当井ノ口です。
さて早速ですが、皆さんは僕が最初に書いたブログの内容を覚えていらっしゃるでしょうか。
僕はこう書きました。

 

「こちらのブログに関してですが、今後は完全に私物化し僕が普段聴いている音楽など色々発信して行きたいと思っております。」

 

「こちらのブログに関してですが、今後は完全に私物化し」

 

「完全に私物化」

 

という訳で、この年の瀬、僕が以前やっていたブログやSNSでは毎年恒例となっていたアレをやろうと思います。
題名を見て薄々勘付いていた方。その通りです。所謂年間ベスト記事
今年僕が聴いた音楽アルバムの中で特に良かった物を紹介致します。
絞りに絞って、25枚。

以下長くなりますが、お付き合い頂ければ嬉しいです。

 

 

 

 

┏( ^o^)┛<順番は基本的に時系列順。特にお気に入りの1曲はこの様に表記してあります。

 

 

 

 


GRAPEVINE 『BABEL, BABEL』
ここ2、3作辺りの肩の力を抜いて作ってる感がとても良いんです。なおかつ毎回新しい事をやってくれるので次の作品がほんま楽しみなんです。これからも着いて行きます。
お気に入り曲:「SPF」「BABEL」「Scarlet A

 


BABYMETAL 『METAL RESISTANCE』
最近は何とあのレッチリと普通に共演したりと、アイドルグループとしては最早良く分からないレベルにまで達しているBABYMETAL。このアルバムの完成度を考えると、そこまでの広がりを見せている事には納得しか出来ません。
お気に入り曲:「Road of Resistance」「KARATE」「シンコペーション

 


Haken 『Affinity』
イギリスのテクニカルプログレお兄さん達の本気がヤバイ。前作もヤバかったのですが余裕で超えて来ました。古き良きプログレと今のナウでヤングなプログレメタルの混ぜ合わせ方が神がかっています。一周回って新しい音楽です。ヤバイ。
お気に入り曲:「1985」「The Endless Knot

 


Dizzy Mizz Lizzy 『Forward in Reverse』
デンマークにおける史上最強のスリーピースロックバンドDML、解散を経て再結成、20年振りの新譜が出ると言うだけで感涙モノなのにその内容が全盛期に迫る勢いでアツいのでもう最高としか言い様がありません。
お気に入り曲:「Brainless」「Made to Believe」「I Would If I Could But I Can’t

 


White Lung 『Paradise』
カナダ発、爆裂疾走型パンクバンドの4th。この音楽性で女性ヴォーカルと言うのがミソだと思います。1曲目のイントロを聴いて「あっかっこいいアッアッ」と悶えていたらそのままの勢いで台風の様に過ぎ去る10曲28分間。
お気に入り曲:「Dead Weight」「Hungry

 


ストレイテナー 『COLD DISC』
前作までは毎度の様に新しい、実験的な事もやってきた上で、今回はただひたすら良い曲をやっているという印象なのですが正直過去に例を見ないレベルの名盤です。スリーピース時代、Melodic Storm辺りのテナーが好きだったと言う人は大歓喜待ったなしなので是非聴きましょう。
お気に入り曲:「原色」「シーグラス」「DAY TO DAY

 


Radiohead 『A Moon Shaped Pool』
ある日いきなりTwitter等SNSのオフィシャルアカウントの書き込みを全消しするというメンヘラみたいなセンセーショナルな広報活動で話題を攫った今作。
アルバム制作前に長年連れ添った妻との離婚を経験したトム・ヨークのパーソナルな面が色濃く出た仕上がりですが、だからこそ突き刺さる、救われるという人は多いのではないでしょうか。僕もその一人です。
お気に入り曲:「Daydreaming

 


siraph 『siraph』
今年一推しの新人バンドがこちらになります。ハイスイノナサ、Alaska Jam、元school food punishmentのメンバーからなる楽器陣によるテクニカルかつ変態な楽曲、演奏の上にAnnabel嬢の美しい歌声が乗る素敵過ぎるバランス感覚。11月にライブ見に行きましたが演奏が凄過ぎて空いた口が塞がりませんでした。
対バンしたい(直球)
お気に入り曲:「in the margin」「時間は告ぐ」「thor」

 


Bent Knee 『Say So』
アメリカはボストン発、6人組ジャンル無視アートロック集団(バンド紹介文直訳)。その自称の通り、ヴァイオリンも含む楽器隊が縦横無尽な曲展開に導かれるように暴れ回る様は聴いていて痛快です。そんな「強い」バンドの中でも全く埋もれないフロントウーマンであるコートニー・スウェインの歌力が凄まじく、一見破綻しそうな音楽性をピシッと締めています。加えてライブがマジでヤバそうなので来日を切実に希望します。
お気に入り曲:「Leak Water」「Counselor」「Nakami

 

 


Issues 『Headspace』
漢のジャンル、メタルコアにいち早くR&B要素を取り入れた最先端シャレオツお兄さん達がドロップする待望の2ndアルバム。1stで上がりに上がったハードルを当然の如く軽々と超えて来る辺りがシャレオツお兄さんたる所以でしょうか。パイオニアであると同時に最先端、これからも目が離せません。
お気に入り曲:「The Realest」「Flojo

 


Gojira 『Magma』
今年日本で話題を攫ったのはシン・ゴジラですが、こちらはフランスのプログレッシブメタルバンドGojiraの6th。そのバンド名に恥じない凶悪な楽曲と演奏は今まで通り凄まじいのですが、今回はクリーンボイスでメロディックに歌い上げる場面の増加、加えて曲もコンパクトにまとめて来るなど聴き易さが半端ない。個人的には過去作にはなかった感じの内省的な空気が非常に心地よく、聴き易い事も相まって一時期狂った様にヘビロテしておりました。
お気に入り曲:「Silvera」「The Cell」「Only Pain

 


スピッツ 『醒めない』
スピッツには毎回安定して良い音楽を提供してくれるだろうという信頼感があり、今回もそういう「安定」を期待して新譜を聴いたのですが、それをある意味裏切る様な、久々にロックバンドとしての熱さを感じる作品でグッッッッと掴まれてしまいました。バンドとしての決意表明を歌う1曲目「醒めない」から、個人的にサビの歌詞が刺さり過ぎてヤバイ4曲目「コメット」までの流れにはもうという言葉を贈るしかありません。
お気に入り曲:「醒めない」「子グマ!子グマ!」「コメット

 


Thank You Scientist 『Stranger Heads Prevail』
アメリカはニュージャージー発、サックス、トランペット、ヴァイオリンを含む大所帯バンドの2nd。プログレッシブでありジャズ、フュージョンぽさもありメタル、ハードロック的爆発力で駆け抜けそしてメロはエモっぽくPOPに……とそのジャンルレスっぷりは1stから更に突き詰められて来ています。とにかく新しい物を聴きたければThank You Scientistを追っていれば間違いないと言っても過言ではないでしょう。みんな聴こうな。
お気に入り曲:「Mr. Invisible」「Blue Automatic」「The Amateur Arsonist’s Handbook

 


新居昭乃 『リトルピアノ・プラス』
活動歴30年の大ベテラン、アニソン界の重鎮にしてこの才能の枯れなさはまさに妖精。1曲目のピアノ独奏「リトルピアノ」から2曲目「Stay」のサビに到達した時点で一気に意識は昭乃ワールドへ。あとはただひたすら身を任せましょう。最早好き過ぎて余り多くは語れませんが、今年一番再生したのはダントツでこのアルバムです。
お気に入り曲:「Stay

 


Black Peaks 『Statues』
イギリス発、叙情系プログレッシブポストハードコアバンドのデビュー作。UKロック特有のナヨッとした部分とハードコア由来の暴力性が合わさり、このバンドでしか聴けない独特な音楽性を醸し出しています。いじめられっ子が突然ブチ切れてナイフで殺しにかかっていく様な狂気を演出するボーカルの切り替えの多彩さが素晴らしい。これからが楽しみなバンドです。
お気に入り曲:「Glass Built Castles」「Set in Stone」「Statues of Shame

 


Giraffe Tongue Orchestra 『Broken Lines』
Alice in Chains、Mastodon、The Mars Volta、The Dillinger Escape Planと、その筋の超有名バンドのメンバーが集って結成された所謂スーパーバンドのデビュー作。前述した4バンド全ての要素が入っていてファンに嬉しい作りでありつつ、実際の所それらとは全く違った音楽性になっているのが非常に面白いです。僕個人としてはそれら各バンドは勿論のこと、特にAlice in Chainsのボーカル、ウィリアム・デュヴァール氏の大ファンなので彼が色々な曲を歌っているだけで嬉しく思うと同時に、やはり伝説的バンドのフロントマンの器なのだなあと改めてその凄さをしみじみ実感したのでした。
お気に入り曲:「Crucifixion」「Back to the Light」「Everyone Gets Everything They Want」

 


TK from 凛として時雨 『white noise』
TKソロはバンドではない分、TK氏のソングライター、ギタリストとしてのヤバさが浮き彫りになる印象なのですが今回はその極致です。1曲目に「Signal」みたいな曲を持って来られた時点で「やられた!」感が半端ありません。と思えば「それ時雨でやれや!」と突っ込まざるを得ない「Showcase Reflection」を入れてくる辺りもニクイ。曲順も練られていて文句なしの最高傑作です。強いて言えば、時雨の方でもそろそろヤバい新アルバムをお願いします。
お気に入り曲:「Signal」「Secret Sensation」「Showcase Reflection

 


宇多田ヒカル 『Fantôme』
宇多田ヒカルの新譜が出る。それだけで一つの事件です。更に内容がヤバいほど素晴らしいとなればそれはもうアレです。一種の創世です。宇多田ヒカルはこのアルバムでまた新たな世界を作ってしまいました。何を言っているか分からないと思いますが僕も分かりません。一つ確実に言える事は、2012年に出て散々聴いたはずの「桜流し」がアルバムの流れで聴くと「は?こんな良い曲だっけ?」と思ってしまう程エモいという事です。
お気に入り曲:「道」「ともだち」「桜流し

 


Feeder 『All Bright Electric』
十ウン年前に生まれて初めてCDを買ったバンドがこのFeederであり、思い入れでは他の追随は許しません。なので、最早まだ活動し続けてくれているだけで尊い存在なのですが、今回の新譜が「まだまだやるぜ」と言う彼らの挑戦心と、地に足を据えたどっしりとした安定感が共存する名盤になっていて僕はもうただひたすらに圧倒的感謝の念を込めて拝み続ける事しか出来ないのであった。尊い
お気に入り曲:「Universe of Life」「Eskimo」「Another Day on Earth」

 


Green Day 『Revolution Radio』
Amrican Idiot以来の大傑作だと思います。正直最近ちょっと離れていて興味も薄かったのですが、たまたま今回の表題曲を聴いて「おっ」と思ってアルバムに手を出してみたらこれが素晴らしいの何の。最盛期の再来かと思えるくらい曲が良いし、何より生き生きしています。Green Day入門編にもオススメしたいレベル。僕みたいに最近の彼らはそこまで……となっていた人にも是非聴いて欲しいです。
お気に入り曲:「Bang Bang」「Revolution Radio」「Troubled Times」

 


Meshuggah 『The Violent Sleep of Reason』
これはもう化物ですね。MeshuggahがやっているのはMeshuggahというジャンル以外の何者でもなく、我が道を進んでいたら周りがそれに感化され多くのフォロワーを生み出した訳ですが、じゃあその大元を超えられるのは誰?とは思っていました。ここ2作位はマンネリ感が正直ありましたし。だがしかし、Meshuggahを超えるのはやはり同じくMeshuggahなのだと言う事をこのアルバムで見事に知らしめてくれています。1曲目のイントロから、今まで聴いたこともない様なリズムとドラミングに一瞬でお腹一杯にさせられます。それが10曲分続くとなるとこれはもうアレです。ラーメン二郎です。案の定聴いている内に虜になってしまいました。きっと僕はこれからもこのMeshuggahと言う店に通い続ける事になるでしょう。
お気に入り曲:「Clockworks」「Nostrum

 


The Dillinger Escape Plan 『Dissociation』
今年まさかの解散を発表したカオティックハードコアのパイオニア、TDEP最後のアルバム。これが最後なんてとんでもない!今までも散々聴いた者の脳内を掻き回すような音楽をひたすら追求してきた彼らですが、今回は輪をかけてカオスです。いつも以上に展開が暴れ回る楽曲群の中、突然バンドサウンドではなく打ち込みでドリルンベースやるだけの曲が入って来たりともうワケワカメ。これで解散となると、もうこのジャンルで彼らを超える者は現れないのではないでしょうか。そう思える程の怪作です。ライブを見た事がないのだけが心残り。
お気に入り曲:「Limerent Death」「Low Feels Blvd」「Apologies Not Included」

 


BURNOUT SYNDROMES 『檸檬』
日本の若手の中では一推しです。大阪時代に彼らのライブを見た瞬間ファンになってから4~5年経ちましたが、まさかここまで売れてくれるとは。「FLY HIGH!!」「ヒカリアレ」がアニメ「ハイキュー!!」のオープニングテーマになったのは記憶に新しいですが、それ以外のアルバム曲も粒揃いです。文学が好きなんだなと伝わってくる歌詞の良さ、そして歌詞を大切にしていると分かるアレンジ、演奏が素晴らしい。とても幸先の良いデビューアルバムです。今回はシンプルに良い曲が多い印象ですが、また昔みたいな中二病全開の曲も聴いてみたいですね…(暗黒微笑)
お気に入り曲:「FLY HIGH!!」「エレベーターガール」「ヒカリアレ

 


陰陽座 『迦陵頻伽』
“得も言われぬ絶世の美声で歌う伝説の生き物”迦陵頻伽(かりょうびんが)を題材にした作品との事で、1曲目から黒猫さんの歌唱が過去最高に冴え渡っていて素晴らしいです。
13作目にしてネタ切れ感もなく楽曲も粒揃い、このバンドいつまで最高傑作を作れば気が済むんだ……と感服せざるを得ない名盤。ジャケも過去最高に美しくて非の打ち所がありません。
お気に入り曲:「迦陵頻伽」「轆轤首」「愛する者よ、死に候え

※ちなみに完全に余談になりますが29日に出演したラジオでは陰陽座の甲賀忍法帖をリクエストさせて頂きました。こちらも名曲です。

 


David Bowie 『Blackstar』
今年最初で最大の衝撃。音楽そのものの内容は勿論のこと、発売の2日後にボウイ本人が帰らぬ人となり、ただでさえ特別な様相を持つこのアルバムが更にシンボリックな存在になってしまいました。もっと先を聴きたかったという意味でこれが最後だなんてとんでもないと思うし、同時にこれが最後だなんて格好良過ぎるとも思えます。それだけ攻めに攻めた新しい音楽です。彼の死によって一つの時代が終わり、しかし最後に残した作品は新しい音楽の可能性に満ちている。こんなにかっこいい幕引きが未だかつてあっただろうかいやない。素晴らしい音楽をありがとうございました。
お気に入り曲:「Blackstar」「Sue (Or In a Season of Crime)」「Dollar Days

 

 

 

 

長文、乱文失礼致しました。
全て読んでくれた方は恐らく余程の音楽好きとお見受け致しますので、良かったら色々聴いてみて下さい。
そしてその中にSIANの音楽も加えて頂ければ、これ以上の幸せはありません。
来年1/7に試聴公開予定の楽曲もほぼ完成に近づいておりますが、個人的には上記の25選に挙げた作品と並べても遜色ない物が出来上がって来ていると自負しております。楽しみにお待ち下さい。

ではまた。良いお年を(^o^)/

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